看護師は医療機関で働くことを考えれば概ね同じような仕事内容を任されることになります。しかし医療機関でも大規模なところとは異なり、クリニックだからこその働き方があります。クリニックの特徴から分かる、クリニックで働くメリットについて紹介していきます。
看護師と言えば夜勤をするのが当たり前という認識を持っている人は多いのではないでしょうか。また、この夜勤に悩まされている看護師の方も多いはずです。
夜勤があることによって生活リズムを保つのが難しくなったり、体力的な負担から仕事を楽しめなくなったりする人も少なくありません。そのため、看護師にとって当たり前の業務である夜勤について頭を抱えてしまうという人も多いのが現状です。しかしクリニックでは病床を持たないというところが多いため、そもそも入院患者がおらず夜勤をする必要がない職場がたくさんあります。そのため夜勤という勤務字体がない場所が多く、その上、日曜日や祝日もクリニック自体が休みという職場が多いので休日に出勤をすることもありません。看護師にとって夜勤がなく休みも暦通りというのは嬉しいことではないでしょうか。
看護師は体力的にも精神的にも負担が多い仕事です。人の命を預かる仕事ということもあり、どうしても救えない命に面と向かわなくてはいけない場面もあることでしょう。また、重症の患者さんであれば治療が難しいこともあり、患者さんが苦しむ姿やその家族の方が悲しむ姿などを見る機会も多くなります。しかしクリニックであれば軽症者を対象としていることが多いので、高度な医療行為を求められることがありません。そのため亡くなってしまう患者さんに対応する機会もほとんどありませんし、もし入院が必要だったりする患者さんが来院しても他の病院を紹介することがほとんどなため、重症の患者さんと接する機会もあまりありません。
病院は年中無休で病院を機能させている必要がありますので、みんなが休みたいお盆や年末年始などの時期には休み希望が殺到します。そのため希望通りに休めるということはほとんどなく、みんなが休みを満喫している際に働くということが多くなります。ですが、クリニックの場合はそもそもお盆や年末年始などはクリニック自体を休みとすることが多いため、このような休み希望が集中する時期でも全員が休みをとるので気兼ねすることなく休むことができます。またクリニックによってはこの休暇の時期がとても長いところがありますので、こういった時期にしっかりと休んでプライベートな時間を楽しみたいという人には嬉しいメリットとなるでしょう。