転職で後悔をしないために確認すべき項目

スタッフの数と求人の数

働いているスタッフの数に対して求人の数がとても多い職場には十分気をつけるようにしましょう。クリニックではここまで大きな規模はありませんが、一例としてスタッフの数が200人の職場で新しく50人の募集がかかっているような場合を挙げます。この例では極端に募集が多いということが分かると思いますが、これは病院側がかなりの人数が入職後に辞めていく可能性が高いことを前提にしていると考えられます。ブラック病院になればなるほど辞めていく割合が高い傾向があるため、このようにスタッフの数と求人で募集している人数の割合が適切かどうかを事前に見極めることは重要です。

経験者限定の表記

求人票を見ていると、未経験歓迎というや経験5年以上限定といったように経験の部分に触れられている求人が多くあることに気がつくはずです。経験の有無を問うのは求人票では一般的なためそれほど不自然には感じないかもしれませんが、経験を限定している場合には注意が必要です。経験者を限定しているということはスキルが既にある人で即戦力を求めている、ということです。そのため教育や研修といったものが全くないまま仕事をスタートする可能性が高くなりますので、経験者でもその病院の勝手が分からず、誰も教えてくれるような雰囲気ではないため、仕事に慣れるまでかなりの時間がかかってしまうかもしれません。

求人が頻繁に掲載されている

これはブラック企業を見抜く場合にとても有名な方法として一般的です。そのため、病院でも同様に求人が常に掲載されているようなところや頻繁に求人が募集されるところは要注意です。求人が頻繁に出ているということはつまり常に人手が足りていないこと、そしてスタッフが定着しないということが推察できます。そのため、そういった病院では人手が足りなくバタバタと忙しい中で働くことと、スタッフが定着しないような働かせ方を強いられてしまうことが予想できます。

クリニックの清潔感

これは実際に面接や見学などに行った際に確認して欲しい項目となります。クリニックに訪れた際にすみずみまでキレイになっているか、本棚といった細かいところの清掃がなされているか、また全体的に清潔感があるかどうかを確認しましょう。清潔感があるところは清掃をする時間をしっかりと設けられていること、そして清掃をするための時間が確保できているということが分かります。
こういったところで手が抜かれている場合だと、常に忙しい中で働かなければならないことや患者さんに対して配慮が欠けていることが考えられるため手厚い看護業務ができていないことが分かります。